今年度、2年ぶりにAAA研修会を開催します。午前は養護者による虐待防止(基礎)研修を、午後はカスタマーハラスメント防止研修です。原則、対面で行いますが、やむを得ない場合はオンラインにて参加可能です(ただし、グループワーク、ペアワークは見学)。みなさまの参加をお待ちしています。
【 ご案内チラシ 】
日時 | 令和7年9月27日(土) 9:30~16:30 |
場所 | 東京都立大学 5号館 134号室 東京都八王子市南大沢1-1 京王相模原線「南大沢」駅改札口から徒歩約5分 南大沢キャンパス交通案内 |
講師 | 土屋典子、副田あけみ |
資料代 | 対面:7,500円 午前、午後の研修資料。対面での参加者には、副田・菅野共著『介護職・相談援助職への暴力とハラスメント』(本体価格2,800円)を進呈。 |
定員 | 40名(先着順) |
申込締切 | 9月10日(水)正午まで |
申込方法 | 下記サイトよりお申込みください。 |
【午前】虐待する養護者との関係づくり
土屋 典子(立正大学教授)
虐待する家族は、介護の負担感だけでなく複合的な課題を持っている場合が少なくありません。その状況の中で、要介護高齢者の失禁や介護拒否、同じ問いの繰り返し等の行為により言葉や物理的な暴力が引き起こされます。けれど、家族はいつも暴力をふるっているわけではありません。多様な問題を抱えながらも、これまで何とかやってきており、何らかのストレングスをお持ちです。抱えている問題はすぐに解決できないかもしれませんが、家族がこの強みを生かして、問題状況に少しずつ変化をもたらせれば、虐待が起きている状況が変化するかもしれません。私たちは、そうした養護者の力、それを引き出す専門職の力を信じて、このアプローチを開発しています。【午後】養護者による暴力・ハラスメントへの対応
副田 あけみ (東京都立大学名誉教授)
高齢者虐待事例や複合問題事例(いわゆる「支援困難事例」)では、関わる介護職や相談援助職が、養護者・家族から暴力・ハラスメントを受けることが稀ではありません。怖くて何も反応できない、高齢者のことが心配でその場では何も言えない。あるいはまた、その相談を受けても、高齢者のことを考えるとサービス中止にはできず、どうしたものかと悩む。こうした体験をされた介護職、相談援助職の方もいらっしゃるのではないでしょうか。09:10~ | 開場 |
09:25~ | 開会(主催者あいさつ、オリエンテーション) |
9:30~ | グループワーク 対象:行政職員、地域包括職員、ケアマネジャー、介護事業所職員 |
9:50~ | 講義とペアワーク 講師:土屋典子 |
11:50~ | 休憩 |
12:00~ | 実践報告とディスカッション 講師:国分寺市職員 Q&A |
12:30~ | 休憩 |
13:30~ | グループワーク 対象:行政職員、地域包括職員、ケアマネジャー、介護事業所職員 |
13:50~ | 講義 講師:副田あけみ |
16:00~ | 実践報告とディスカッション 講師:川崎市高津区職員 Q&A |
16:30 | 閉会 |